Q: 日経新聞のサイトなどの会員限定のページは、Googleにコンテンツ内容を伝えるために、特別な処置などは行っていないのでしょうか?
例えば以下のような、一部コンテンツが隠された状態のページです。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC092U00Z00C22A5000000/
検索エンジンとユーザーで表示するコンテンツを分ける行為はペナルティーと取られる可能性があるため、上記の少ないコンテンツの状態でGoogleに認識されていると思います。
それでもリアルタイムに検索上位に表示されるのは、Googleから人気サイトと認識されているという事なのでしょうか?
A:
結論から言うと、こうした会員限定ページだからといって、特別なSEOの裏技のようなことをしているわけではありません。
基本的には無料で公開されている部分をGoogleに見せており、残りはログインして初めて読める仕組みになっています。
Googleは「検索エンジンには全文を見せるが、ユーザーには一部しか見せない」という行為(いわゆるクローキング)を禁止しています。
ですから、日経新聞のような大手メディアも、検索エンジンとユーザーに異なる情報を出しているわけではありません。
あくまで公開されている部分と会員限定部分を、ログイン状態によって切り替えているだけです。
それでも検索結果で上位に表示されるのは、日経新聞が信頼性の高い情報源としてGoogleに評価されているからです。
サイト全体の知名度や被リンクの多さ、ブランド力といった要素が強いため、部分的にしか公開されていなくても検索上位に表示されやすいのです。
初心者の方に参考になるポイントとしては、会員制サイトを運営する場合でも一般公開されている部分をケチらず、ユーザーに役立つ形でしっかり作り込むことが大事だということです。
無料部分の情報が中途半端すぎると、Googleにもユーザーにも評価されにくくなります。