Q: Googleサーチコンソールのことでお尋ねします。

Googleサーチコンソルを開くと、右上に青いバナーで、『新しいSearchコンソルを利用する』というボタンが出ます。これはクリックして新しい方を見た方がいいのでしょうか?


A:

はい。というよりも新しい方を見ざるを得なくなってきました。12月初旬ころから旧サーチコンソールの様々な機能が使えなくなりました

例えば、旧サーチコンソール内にある検索アナリティクスを見ようとすると下図のようなメッセージが表示されその先に進むことができなくなりました。

詳しくは:
https://support.google.com/webmasters/answer/9073702に解説があります。

ここの解説ページによると:
1、クロールの統計情報のデータ(1 日あたりのクロールされたページ数、1 日あたりのダウンロード容量(KB)、ページ ダウンロード時間)
2、robots.txt テスター
3、Google 検索での URL パラメータの管理
4、インターナショナル ターゲティング(hreflang タグの管理、または優先的にターゲットとする国の設定)
5、データ ハイライター ツール
6、HTML の改善
7、メッセージの読み取りと管理
8、アドレス変更ツール
9、使用するドメインの設定
10、Search Console プロパティとアナリティクス プロパティの関連付け
11、リンクの否認
12、インデックスからの古いコンテンツの削除
13、プロパティ セット
14、ブロックされたリソースのレポート
15、構造化データレポート

とういう15の機能は新型サーチコンソールでは提供されていないので、旧サーチコンソールを当面使ってくださいということです。

サーチコンソールで提供されている機能の増減の傾向ですが、以前はSEOの裏技的に使うための情報が提供されていました。
例えばサイト全体でなんというキーワードが多く書かれているかというキーワード出現ランキングの「コンテンツキーワード」という項目が約2年前に削除されました。

一方Googleが推進したいサイトづくりをするにあたって役に立つ機能は増加している傾向にあります。

現在のSEOは裏技ばかりを実践するという旧来のSEOから、Googleがユーザーのためになると判断したことを実践するSEOに変わってきているので仕方の無いことだとは思います。裏技を実施するためにはGoogle以外が提供しているツールを使う時代になったのだと思います。

ですので、今後はサーチコンソールをそうした目で見て、Googleがユーザーのためになると決めたサイト、ページを作ることに先ずは全力を尽くすためにこそサーチコンソールを使うべきでしょう。


2020年03月02日