Q:モバイル版Googleに表示される独自アプリの順位はどのように決められるのでしょうか?

先日ニュースレターでモバイル版Googleの自然検索結果にアプリの情報がかなり上位を占めてきているとありました。

このアプリの自然検索の順位決定は、何を基準におこなわれているのでしょうか?


A:


特にGoogleから詳細なアルゴリズムは発表されていませんが、アプリのタイトルや紹介文に目標キーワードが含まれているかどうか、そしてクリック率やインストール数、継続利用率などが重要な要因であることは間違いありません。

ただし最近は、それだけではなくなってきています。

昔のGoogleは「ウェブページ中心」の検索エンジンでした。しかし現在は、「ユーザーにとって便利な情報や機能そのもの」を検索結果に表示しようとしています。

そのため最近では、通常のウェブページだけではなく、YouTube動画、Googleビジネスプロフィール、SNS投稿、そしてスマートフォンアプリまで、様々なコンテンツが検索結果に表示されるようになっています。

これはGoogleの考え方が変わってきているからです。

以前のGoogleは、「どのページが検索キーワードに一致しているか」を重視していました。

しかし現在は、「その検索をした人が最も便利になる方法は何か?」を重視しています。

例えば、「英会話 勉強」「家計簿」「ダイエット管理」などで検索する人の場合、単純な情報ページよりも、実際に使えるアプリの方が便利なことがあります。

そのためGoogleは、アプリそのものを検索結果に表示するようになってきているのです。




最近のGoogleは「ページ」より「体験」を重視している



私は最近のSEOセミナーで、「Googleはページではなく体験を評価する方向へ進んでいる」とよく説明しています。

例えば昔のSEOは、「検索順位を上げること」が中心でした。

しかし現在のGoogleは、「検索した人が問題を解決できたか」をかなり重視しています。

これはアプリでも同じです。

例えば、英単語を調べたい人にとって、単なる説明記事よりも、毎日学習できるアプリの方が役立つことがあります。

つまりGoogleは現在、「ユーザーが本当に便利になるもの」を検索結果に出そうとしているのです。

私はよく、「Googleは巨大なデパートの案内係のようなもの」と説明しています。

昔の案内係は、「売場一覧」を見せていました。

しかし今は違います。

「このお客様なら、この商品が一番役立つ」と判断して案内する方向へ進んでいます。

そのため最近のGoogleは、ウェブページだけではなく、動画、地図、口コミ、アプリなど、様々な形式の情報を混ぜて表示するようになっています。

アプリSEOで重要なのは「タイトル」と「説明文」だけではない



もちろん、アプリタイトルや紹介文にキーワードを含めることは重要です。

例えば、家計簿アプリなら、

「家計簿」
「節約」
「支出管理」

などのキーワードが入っている方が、Googleも内容を理解しやすくなります。

しかし最近は、それ以上に重要なものがあります。

それは、「実際にユーザーに支持されているか」です。

Googleは現在、ユーザー行動をかなり見ています。

例えば、

・クリック率
・インストール数
・継続利用率
・アンインストール率
・レビュー評価
・利用頻度

などです。

これは普通のSEOとかなり似ています。

私は昔から、「Googleは人間の評価を真似している」と説明しています。

例えばリアル店舗でも、

「利用者が多い」
「口コミが良い」
「リピーターが多い」
「紹介されている」

店は人気になります。

Googleも同じです。

だからアプリSEOも、単純なキーワード対策だけではなく、「本当に使われているか」が重要なのです。

サーチコンソールとアプリの関係



さらに最近では、サーチコンソールに自社アプリを追加して、Googleにクロールやインデックスをしてもらいやすくする仕組みも整備されています。



これは非常に重要な流れです。

つまりGoogleは現在、ウェブサイトだけではなく、「アプリそのものも検索対象」として理解しようとしているのです。

これはAI検索時代とも非常に関係があります。

最近のGoogleは、「ページ単位」ではなく、「サービス単位」で企業を理解しようとしています。

例えば、

・公式サイト
・YouTube
・SNS
・口コミ
・アプリ
・Googleビジネスプロフィール

などを総合的に見ています。

つまり今後は、「サイトだけ強い」では不十分になる可能性があります。

企業全体の情報発信力が重要になっているのです。

メールマガジンやSNSが重要な理由



アプリを上位表示するためには、外部からの評価も非常に重要です。

そのため、昔から有効なのが、メールマガジンやSNSによる継続的な告知です。

例えば、

(1)メールマガジン読者や既存客にメールで告知する

一度だけではなく、継続的にアプリのメリットや活用方法を伝えることが重要です。

多くの会社は、「一度告知したから終わり」にしてしまいます。

しかし実際には、多くの人は一度では動きません。

これはリアル店舗でも同じです。

例えば新商品のポスターを一回だけ貼っても、多くのお客様は気づきません。

だから繰り返し伝える必要があります。

SNS時代は「話題になっているか」が重要



さらに最近は、SNSで話題になっているかも非常に重要です。

そのため、

(2)ソーシャルメディアで宣伝する

ことも効果があります。

特に最近は、Google自身がSNS上の話題性をかなり見ています。

例えば、

・X
・Instagram
・Facebook
・LINE
・YouTube

などで繰り返し話題になっているサービスは、Googleからも認識されやすくなります。

私は最近、「SEOだけやっていても限界が来る」とよくお話しています。

なぜならGoogleは現在、「検索エンジンの外」でどれだけ評価されているかも見始めているからです。

つまり今後は、SEOとSNSを分けて考えない方が良い時代になります。

レビューサイトや紹介サイトの影響も大きい



さらに昔から効果があるのが、

(3)レビュアーに紹介依頼をする

という方法です。

アプリを実際に使ってレビューを書いているサイトやYouTubeチャンネルは非常に多く存在します。

Googleはこうした外部評価も参考にしています。

例えばリアル店舗でも、「テレビで紹介された」「雑誌で紹介された」店は信頼されやすくなります。

Googleも同じです。

第三者から評価されているという事実が、Googleにとっても信頼材料になるのです。

また、

(4)紹介サイトに登録する

ことも有効です。

最近はアプリ紹介サイトがかなり増えています。

こうしたサイトから紹介されることによって、Google側も「このアプリは一定の評価を受けている」と理解しやすくなります。

プレスリリースは今でも強い



さらに、

(5)プレスリリースを出す

という方法も効果があります。

特に、

「新規性がある」
「社会性がある」
「話題性がある」

アプリはニュースサイトやメディアに取り上げられやすくなります。

私はよく、「Googleは世の中で話題になっているものを評価しやすい」と説明しています。

例えばリアル世界でも、誰も話題にしていない店より、「最近よく名前を聞く店」の方が人気店に見えます。

Googleもこれに近い部分があります。

だから最近は、SEOだけではなく、

・PR
・SNS
・口コミ
・レビュー
・動画

などを組み合わせることが非常に重要になっています。

今後は「AIに選ばれるアプリ」が強くなる



最近は「AIによる概要」やAI検索の影響で、Googleの検索結果そのものが変わり始めています。

つまり今後は、単純に順位だけではなく、「AIにおすすめされるか」が重要になっていきます。

例えば将来的には、

「おすすめの家計簿アプリは?」
「初心者向け英会話アプリは?」

と質問すると、AIが数個のアプリを推薦する時代になる可能性があります。

その時に重要になるのが、

・実際の利用者評価
・継続率
・口コミ
・ブランド認知
・専門性
・信頼性

です。

つまり今後のアプリSEOは、単なるキーワード対策ではなく、「ユーザーから本当に支持されるサービス作り」がさらに重要になっていくと思われます。

最後に



これから独自アプリを作る方は、単にアプリを公開するだけではなく、

「どうやって継続的に話題を作るか」
「どうやって利用者を増やすか」
「どうやって信頼を獲得するか」

まで考えることが重要です。

そして既にアプリを公開している方は、SEOだけではなく、SNS、口コミ、レビュー、メールマガジン、動画、PRなどを組み合わせながら、少しでも多くの人に使ってもらう努力を続けて下さい。

結局、GoogleもAIも、最後は「本当にユーザーに支持されているもの」を評価しようとしているからです。

最終更新日:2026年5月26日 回答者:SEOコンサルタント 鈴木将司

2018年05月31日
カテゴリ:モバイルSEO