Q:今、団体や権威・信頼性のあるサイトから紹介などでリンクを1つ獲得しても、さほど以前のように検索順位としてはあがらないのでしょうか?

リンクは重要とお聞きしますが、数年前と比べれば、ニュースレターのグラフからもわかるように重要性が他の項目と比較して落ちています。

今、団体や権威・信頼性のあるサイトから紹介などでリンクを1つ獲得しても、さほど以前のように検索順位としてはあがらないのでしょうか?


A:


リンクは今でも重要です。

以前本誌2017年11月号「2017年の検索順位決定要因発表」
https://www.ajsa-members.com/seo-news/
でお見せした、SEMRush社が2017年11月にニューヨークで発表した検索順位決定要因調査のグラフの中に、被リンク関連項目のグラフが4つあります。


これら4つを合計してみてください。

かなり長い棒になります。

つまり、被リンク関連要因は、今でも少なくとも1番目か2番目に重要な要因だと考えられます。

そのため、気を緩めずに、関連性の高いサイトからの被リンク、そして権威性のあるサイトからの被リンクを獲得することを、今後も常に目指して下さい。

特に、獲得が困難なリンクであればあるほど、効果が期待できます。

昔と今で「リンクの意味」が変わってきている



ただし、ここは非常に重要なのですが、「リンクの重要性が消えた」のではなく、「リンクの意味」がかなり変わってきています。

昔のSEOでは、「リンク数」がかなり重要でした。

そのため、

・相互リンク集
・大量ディレクトリ登録
・中古ドメインリンク
・SEOリンク販売

などが大量に存在しました。

しかし現在のGoogleは、「数」よりも「質」と「自然さ」をかなり重視しています。

私は最近、「リンクは票ではなく推薦状に近づいている」と会員様によく説明しています。

Googleは「誰に評価されているか」を見ている



例えば現実社会でも、

・誰でも良いから100人に褒められる

より、

・業界権威者1人に高評価される

方が価値が高いことがあります。

Googleもそれに近づいています。

例えば、

・大学
・学会
・業界団体
・公的機関

などから自然にリンクされると、Googleは、

「このサイトは本当に評価されている可能性が高い」

と考えやすくなります。

リンクは今でもGoogleの「信頼判断材料」



私は2003年頃からSEOを研究していますが、Googleの根本思想は今でも大きくは変わっていません。

Googleは元々、「他人から紹介されているページ」を高く評価する検索エンジンでした。

つまりリンクは、Googleにとって「信頼の証」に近いものです。

ただし現在は、その「信頼」の見方がかなり高度化しています。

昔は、

・リンク数
・アンカーテキスト

中心でした。

しかし今は、

・関連性
・権威性
・自然さ
・実在性

をかなり重視しています。

「獲得が難しいリンク」ほど強い



私は昔から、「簡単に取れるリンクほど弱い」と会員様にお話しています。

例えば、

・自作サイトリンク
・誰でも登録可能リンク
・SEO目的リンク集

などは、Googleもかなり見抜けるようになっています。

一方、

・業界団体からの紹介
・大学からの参照
・新聞記事掲載
・専門メディア掲載

などは、「簡単には取れないリンク」です。

Googleは、その「取得難易度」もかなり見ているように感じます。

私はよく、「Googleは“苦労して獲得した推薦状”を高く評価する」と例えています。

最近はリンク単独ではなく「総合評価」になっている



ただし、昔と違うのは、「リンクだけで逆転できる時代ではなくなった」という点です。

最近のGoogleは、リンクだけではなく、

・コンテンツ品質
・専門性
・実体験
・ユーザー満足度
・サイト運営者情報

などを総合的に見ています。

つまり、現在は「リンク+サイト品質」の時代です。

私は最近、「昔のSEOは筋力勝負、今のSEOは総合格闘技に近い」と感じています。

昔はリンクだけ強ければ勝てることがありました。

しかし今は、総合力が必要です。

Googleは「実際に信頼されているサイト」を探している



最近のGoogleは、「本当に人から信頼されているか」をかなり見ています。

例えば、

・業界で名前が出る
・SNSで話題になる
・他サイトで紹介される
・専門家から引用される

などです。

つまり、リンク単独というより、「外部評価全体」を見始めています。

私は最近、「Googleは巨大な信用調査会社に近づいている」と感じています。

AI検索時代は「引用価値」がさらに重要になる



最近はGoogle検索でも「AIによる概要」が増えていますし、ChatGPTでもサイト内容が引用される時代になってきました。

この流れの中で、GoogleやAIは、

・どこから引用されているか
・誰に紹介されているか
・どの業界で信頼されているか

を以前よりさらに重視している可能性があります。

つまり、リンクは今後、「SEOテクニック」より、「信頼の証拠」に近い意味合いが強くなっていくと思われます。

関連性が非常に重要



また、最近は「関連性」が特に重要です。

例えば整体院サイトなら、

・医療系サイト
・地域情報サイト
・健康系サイト

からのリンクの方が自然です。

逆に、

・関係ない海外サイト
・無関係ジャンルサイト
・SEO専用リンクサイト

などは、以前ほど効果が期待できないケースがあります。

Googleは最近、「なぜこのサイトがこのサイトを紹介しているのか?」まで考えているように見えます。

最近は「リンクを獲得できるサイト作り」が重要



私は最近、会員様にも、「リンクを取りに行く発想だけでは限界がある」とお話しています。

むしろ重要なのは、

・紹介したくなる情報
・引用したくなるデータ
・専門性が高い記事
・独自調査

を作ることです。

その結果として、

・自然に紹介される
・自然に引用される
・自然にリンクされる

状態になるのが理想です。

最終的には「本当に信頼されること」が最強



私は20年以上SEOを研究していますが、Googleは年々、「本当に信頼されているサイト」を探す方向へ進化しています。

だから最近は、

・リンクを買う
・リンクを操作する
・数だけ増やす

よりも、

・専門家として認知される
・業界内で紹介される
・本当に役立つ情報を出す

ことの方が、長期的にははるかに重要になっています。

ですので、今後も関連性の高いサイトや権威性のあるサイトからの被リンク獲得は、非常に重要なSEO施策の1つだと考えて下さい。

最終更新日:2026年5月26日 回答者:SEOコンサルタント 鈴木将司


2018年06月27日
カテゴリ:被リンク対策