Q: GoogleがAIショッピング機能を検索およびGeminiに統合し、「質問しながら購入できる」ようになるというニュースを目にしました。 当店のように、現状AIに取り上げられる機会が少ないECサイトの場合、どのような方針が望ましいか、ご教授ください。

https://www.moomoo.com/ja/news/post/65476283?level=1&data_ticket=1771213065198179
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000034630.html

その中で懸念している点があります。

当店のように、現状AIに取り上げられる機会が少ないECサイト(Eストア)の場合、
今後は検索経由の流入や購入機会が減少する可能性があるのではないかと感じています。

もちろん、引き続きAIに取り上げられるようなSEO・コンテンツ対策は進めていく予定ですが、
同時にリスク分散の観点から、別のプラットフォームでのEC展開も検討すべきか悩んでおります。

具体的には、Shopifyで新たにECサイトを開設し、まずは一部の商品からでも販売を始めることを考えています。

ただし、Eストアについては、検索順位も少しずつ上がってきており、既存のお客様や会員様もいらっしゃるため、閉店することは考えておらず、可能であるならば並行運用を想定しています。

このような状況において、

・Shopifyなど別プラットフォームでの展開は有効な対策となるか
・今後のEC運用として、どのような方針が望ましいか

ご意見をお聞かせいただけますと幸いです。


A:

ご相談ありがとうございます。
このGoogleのサービスがどこまで普及するかは現状では定かではありませんが、それでもEC事業を続ける以上、「検索がどう変わるか」を待つだけではなく、こちらから先に手を打っておく姿勢が重要です。

特にこれからは、検索結果の表示形式やユーザーの購買行動が変わることで、これまで通りに「検索から自社サイトへ流入して買ってもらう」流れが弱くなる可能性があります。

だからこそ、EC事業をする場合は、なるべく多くのプラットフォームに露出して、少しでも多くの人達にこちらの商品の存在を知ってもらうという貪欲さが必要です。

言い換えると「入口を増やす」ことが最大の保険になります。特定のプラットフォームや特定の集客手段に依存すると、その環境が変わった瞬間に売上が大きく揺れてしまうため、最初から複数の導線を持っておくのが安全です。

そのため、Shopifyにもサイトを作らないよりは作ったほうが安全です。
Shopifyは「新しい売り場」というだけでなく、広告やSNS、メール・LINEなどと組み合わせて集客を設計しやすい土台になります。

つまり、検索の変化が読めない時代において「自分たちで集客を組み立てられる場所」を持っておく意味が大きいということです。時間を捻出してなるべく早くShopifyでもサイトを開いたほうが良いと思います。

最初から完璧に作り込む必要はなく、まずは売れ筋や主力の一部商品からでも販売を開始し、運用しながら改善していくほうが現実的です。

そして同時に、楽天市場に御社は出店していると思いますが、ヤフーショッピングやAmazonに出品していない場合は、これらにも出品をしたほうがよいです。

モールは手数料や価格競争といった課題はあるものの、購入に慣れているユーザーが多く、レビューや配送の安心感も含めて「買いやすい環境」が整っています。

検索やAIの仕様が変わっても、モール側の需要はすぐに消えるわけではありません。
ですので、すべての商品を一気に広げるのではなく、利益が確保しやすい商品や回転の良い商品を中心に、段階的に販路を増やしていくのが堅実だと思います。




2026年03月18日