Q:Googleの手動ペナルティーには、どのようなものがあるか教えてください。


A:

手動によるペナルティーが与えられるとサーチコンソールのメッセージボックスに警告メッセージが届きます。

Googleの手動によるペナルティーには:

(1)手動による不正リンクへのペナルティーの警告
(2)手動によるページ内スパムへの警告


などがあります。

(1)手動による不正リンクへのペナルティーの警告

これは2016年9月まで非常にGoogleが発していた警告です。
金銭を他人に払って自社サイトにリンクを張ってもらいサイトの検索順位を高めようとするとこの警告を受け取ることになります。
2016年9月まではこうした不正リンクがGoogleに見つかると検索順位が著しく落とされてしまい、Googleからのアクセスが6割かそれ以上減ってしまいサイトの売上に大きな打撃を与えるものでした。

この警告を受け取ったサイト運営者は早期に不正リンクを削除してもらいGoogleに対して再審査リクエストをして、審査に合格するとペナルティーが解除されて数週間以内に検索順位が戻り、Googleからのアクセス数も戻るというものです。

幸いにして2016年9月からは不正リンクが自社サイトに張られていてもGoogleはそれらのリンクを無視するだけになり、手動による不正リンクへのペナルティーはほとんどなくなり、警告を受け取るサイトはほとんどなくなりました。

しかしだからといって不正リンクをお金を払って購入して良いということはありません。

不正リンクを購入しても上位表示効果はありませんし、例えあってもすぐにGoogleに見破られてしまい、ぬか喜びをしてお金をドブに捨てるだけです。

さらには、知能犯的に狡猾で悪質な不正リンクに対しては今日でも手動ペナルティーをGoogleは与えていると言われているので、絶対に不正リンクを購入してはなりません。

これはSEOのイロハのイです。

(2)手動によるページ内スパムへの警告

これはページ内にテキストを隠したり、リンクを小さなフォントで載せて他人のサイトにリンクをしたりすると与えられる手動ペナルティーです。

このペナルティーを与えられたサイトは多くの場合、不正リンクに対するペナルティーよりも遥かにGoogleでの検索順位が落ちてしまいGoogleからのアクセス数はほとんどと言って良いほど消滅し、サイトの集客に甚大な打撃を与えるものです。

下の画像は、2014年5月にGoogleから受け取った手動によるページ内スパムへの警告に沿ってサイト内にあったスパム(不正行為)を解消して再審査リクエストをして受け取ったペナルティー解除の通知です。ご覧のようにGoogleが再審査リクエストを処理してサイトに以前適用されていた対策を解除したことがわかります。

Googleからこうした警告を受け取ったら必ず早期に解消して、再審査リクエストをするようにしてください。サイトの検索順位、Googleからのアクセス数を復旧するにはこれ以外に方法はありません。

2018年07月05日