Q:被リンクの数と質について。

SEOリサーチカンファレンス in 東京国際フォーラムの収録動画を視聴させていただきました。
カンファレンスのまとめ(PDF資料57頁)に「ページの品質はリンクとトラフィックのバランスで決定される。」と書かれてますが、これは訪問者の来ない被リンク先をいくら増やしてもSEOに効果がないどころか逆にマイナスになってしまうので、リンクの「数」よりも「質」が重要であると解釈してよろしいでしょうか?


A:


おっしゃるとおりです。

例えば、サイトAは100個のサイトからリンクを張られていたとします。

一方、サイトBは2個のサイトからだけリンクを張られていたとします。

被リンク数だけを見ると、サイトAのほうが人気があるように見えます。

しかし、もしサイトAへのリンクを誰もクリックしていなかったらどうでしょうか。

Googleは現在、その「実際に人が動いているか」をかなり見ている可能性があります。

つまり、

・リンクは大量にある
・でも誰もクリックしない
・誰も移動しない

のであれば、そのリンクは「本当におすすめされているリンクではない」とGoogleが判断する可能性があります。

Googleは「本当に紹介されているか」を見ている



私は昔から、被リンクを「推薦状」に例えています。

例えば現実社会でも、

・名刺交換だけ大量にしている人

より、

・本当に人から紹介される人

の方が信頼されます。

Googleも、それにかなり近づいています。

昔は、リンク数そのものが強い時代がありました。

そのため、

・相互リンク
・リンク集登録
・SEOリンク購入

などが大量に行われていました。

しかし現在のGoogleは、「本当に人が動くリンクか」をかなり重視しているように見えます。

クリックされないリンクは「SEO目的リンク」に見えやすい



では、無意味なリンクとは何か。

結局、それは「SEO目的だけのリンク」です。

何故なら、本当に推薦目的のリンクであれば、普通は何人かはクリックするはずだからです。

例えば、本当におすすめしたい整体院があれば、

・気になる人がクリックする
・比較検討中の人が見る
・悩みを持つ人が移動する

はずです。

つまり、人間行動が発生します。

Googleは最近、その「人間行動」をかなり見ているように感じます。

少数リンクでも強いケースは多い



一方、サイトBはたった2個のサイトからしかリンクされていなくても、

・リンククリックがある
・実際に人が移動する
・滞在時間がある

のであれば、Googleは、

「これは本当に推薦されているリンクかもしれない」

と考えやすくなります。

つまり現在は、

・リンク数

より、

・リンクの信頼性
・リンクの関連性
・実際のクリック
・ユーザー移動

がかなり重要になってきています。

Googleは「実際の人間行動」をかなり見ている



私は最近、Googleは単なる検索エンジンではなく、「巨大な人間行動分析システム」に近づいていると感じています。

昔は、

・キーワード回数
・リンク数

など、比較的機械的でした。

しかし現在は、

・クリックされるか
・読まれるか
・滞在するか
・戻らないか

など、「実際のユーザー行動」をかなり重視しているように見えます。

私は昔から、「Googleは人間の投票だけではなく、人間の行動を見るようになった」と会員様にお話しています。

リンクは「道」でもある



私は被リンクを、「推薦状」だけではなく、「道路」にも例えることがあります。

例えば、

・立派な道路が100本ある
・でも誰も通らない

のであれば、その道路は実質的に価値が低いです。

一方、

・道路は2本だけ
・でも毎日人が通る

のであれば、その道路は価値があります。

Googleも、リンクを単なるHTMLタグではなく、「実際に人が移動する経路」として見始めている可能性があります。

最近は「関連性」が非常に重要



また最近は、「関連性」もかなり重要です。

例えば整体院サイトなら、

・健康系サイト
・医療系サイト
・地域情報サイト

からリンクされる方が自然です。

逆に、

・関係ない海外サイト
・無関係ジャンルサイト
・SEO目的リンクサイト

ばかりだと、Googleはかなり慎重に見るようになっています。

私は最近、「Googleは“何故このサイトがこのサイトを紹介しているのか”まで考えるようになっている」と感じています。

リンクの「取得難易度」も重要



また、最近のGoogleは、「そのリンクがどれくらい獲得困難か」も見ているように感じます。

例えば、

・誰でも作れるリンク
・自作サイトリンク
・無料登録リンク

より、

・業界団体紹介
・新聞掲載
・専門メディア掲載
・大学サイト掲載

の方が強いケースが多いです。

何故なら、それらは「簡単には獲得できないリンク」だからです。

私は昔から、「苦労して取ったリンクほど価値が高い」と会員様によくお話しています。

AI検索時代は「引用される価値」がさらに重要になる



最近はGoogle検索でも「AIによる概要」が増えていますし、ChatGPTでもサイト内容が引用される時代になってきました。

この流れの中で、GoogleやAIは、

・どこから紹介されているか
・誰に推薦されているか
・本当に読まれているか

を以前よりさらに重視している可能性があります。

つまり、リンクは今後、「SEOテクニック」より、「信頼の証拠」に近い意味合いがさらに強くなっていくと思われます。

今後は「クリックされるリンク」を意識して下さい



ということで、今後の被リンク獲得対策においては、

・クリックされるリンク
・実際に流入が起きるリンク
・関連性が高いリンク
・本当に推薦されるリンク

だけを獲得するよう心がけて下さい。

それが、安全で、長期的にも効果が期待出来る被リンク対策です。



最終的には「本当に紹介されるサイト」が強い



私は最近、これからのSEOは、「リンクを作る競争」ではなく、「紹介される価値を作る競争」になると感じています。

つまり、

・本当に役立つ情報
・引用したくなるデータ
・専門性の高い解説
・ユーザーに支持される内容

を作ることが重要です。

その結果として、

・自然に紹介される
・自然にクリックされる
・自然に流入が発生する

状態になるのが、これから最も安全で強いSEOになると思います。

最終更新日:2026年5月26日 回答者:SEOコンサルタント 鈴木将司



2018年06月30日
カテゴリ:被リンク対策