Q:no providedについて
Googleアクセス解析では、実際に検索された言葉が、no providedとなり、サーチコンソルで確認しなければなりません。
しかし、毎日わずかながら(3個くらい)、no providedではなく、検索された言葉がそのまま表示されます。これは、なぜno providedに含まれないのでしょうか?
A:
それはSSL化されていない検索エンジンからの流入キーワードの可能性が高いです。
現在、Google、Yahoo! JAPAN、Bing等の主要検索エンジンはSSL化されているため、そこで検索されたキーワードは暗号化されます。
そのため、Googleアナリティクス側では検索キーワードを完全に取得できず、「no provided」にまとめられる形になっています。
私は昔から会員様に、「SSL化は封筒に入った手紙みたいなもの」と説明しています。
昔は、検索キーワードが「ハガキ」のような状態でした。
つまり、途中経路でも内容が見えやすかったのです。
しかしSSL化後は、「封筒」に入るようになりました。
そのため、途中にいるGoogleアナリティクス側からは、中身が見えにくくなったのです。
昔は検索キーワードがほぼ全部見えていた
私は2003年頃からSEOを研究していますが、昔のGoogleアナリティクスでは、かなり細かく検索キーワードが見えていました。
例えば、
・どのキーワードで来たか
・どのページへ来たか
・何回検索されたか
などが、かなり詳細に確認できました。
当時のSEO担当者は、毎日のように検索キーワード分析をしていました。
しかし、その後Googleはユーザープライバシー保護を強化する方向へ進みました。
その結果、「no provided」が急増する時代になりました。
Googleは「検索キーワードの秘匿化」を進めた
これはSEO業界にとってかなり大きな変化でした。
GoogleはSSL化を進めることで、検索キーワードを暗号化する方向へ移行しました。
その結果、Googleアナリティクスでは、
・実際の検索語句が見えない
・no providedが増える
・詳細分析がしにくくなる
という状況になりました。
私は当時、「GoogleはSEO業界から“検索キーワード丸見え時代”を終わらせようとしている」と感じました。
サーチコンソールはGoogleだけが見られるログ
ただしGoogleは、自社側では検索ログを持っています。
そのため、サーチコンソールを通じて、
・検索キーワード
・表示回数
・クリック数
・掲載順位
などを、限定的に見せてくれています。
つまり、
・Googleアナリティクス → キーワード秘匿
・サーチコンソール → 一部開示
という役割分担に近い状態です。
私は最近、「Googleは“全部は見せないけど最低限は教える”方向へ変わった」と感じています。
なぜ一部だけ検索語句が見えるのか
今回のように、毎日少数だけ検索キーワードが見えるケースがあります。
これは、おそらくSSL化されていない検索エンジンからの流入キーワードです。
例えば、
・海外検索エンジン
・古い検索サービス
・一部マイナー検索エンジン
などです。
現在、Google、Yahoo! JAPAN、Bing等の主要検索エンジンはSSL化されています。
そのため、それら経由の検索キーワードは暗号化され、「no provided」に入りやすくなっています。
しかし、SSL化されていない検索エンジンの場合は、検索キーワード情報がそのまま渡されることがあります。
そのため、ごく一部だけ検索語句が表示されるケースがあるのです。
最近は検索キーワード分析の考え方も変わってきている
昔のSEOでは、「キーワード単位分析」が中心でした。
つまり、
・このキーワードが増えた
・このキーワードが減った
・この語句で流入した
という分析です。
しかし最近は、「ページ単位分析」の重要性がかなり高くなっています。
例えば、
・どのページが伸びたか
・どのテーマ群が伸びたか
・どんなユーザー意図が増えたか
を見る方が重要になってきています。
私は最近、「SEOはキーワード分析から“ユーザー意図分析”へ変わってきている」と感じています。
Googleは「キーワード」より「意図」を見始めている
最近のGoogleは、単純な文字列一致だけではなく、「検索意図」をかなり重視しています。
例えば、
・初心者向けを探している
・比較情報を探している
・今すぐ予約したい
・悩みを解決したい
などです。
つまりGoogleは現在、「単語」より、「何を求めて検索したか」を見る方向へ進化しています。
そのため、最近は、
・Q&A形式
・FAQ
・比較表
・初心者向け説明
・手順解説
など、「検索意図解決型コンテンツ」がかなり強くなっています。
AI検索時代は「検索語句」そのものがさらに曖昧になる
最近はGoogle検索でも「AIによる概要」が増えていますし、ChatGPTに直接質問するユーザーも増えています。
この流れの中で、検索行動自体が変わってきています。
昔は、
・短いキーワード検索
・単語検索
が中心でした。
しかし今は、
・会話型検索
・質問型検索
・長文検索
が増えています。
つまり、今後は「キーワード」という概念そのものが、以前より曖昧になっていく可能性があります。
最終的には「検索語句」より「ユーザー理解」が重要
私は20年以上SEOを研究していますが、最近強く感じるのは、「検索語句そのもの」より、「ユーザーが何に悩んでいるか」を理解する方が重要になってきていることです。
もちろん検索キーワード分析は今でも重要です。
しかし、それ以上に、
・どんな不安を持っているか
・どんな悩みを抱えているか
・何を解決したいか
を考えることが重要になっています。
その意味では、Googleアナリティクスのno provided増加も、「Googleが単純なキーワード分析時代から、ユーザー意図重視時代へ移行している流れ」の一部なのかもしれません。
2018年06月27日
カテゴリ:Googleアナリティクス
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