Q: 「モバイル」の対象(定義)とはスマートフォン端末のみの評価となるのでしょうか?
Googleが近々導入予定のモバイルファーストインデックスは、これまで検索エンジンがパソコンサイトの内容をもとにコンテンツの質を評価していたのを、スマートフォンサイトを主軸にして評価しインデックスするとのことですが、ここで言う「モバイル」の対象(定義)とはPCサイトを除くスマホ+タブレット等への対応やアクセスなどの状況を評価するのでしょうか?
それともスマートフォン端末のみの評価となるのでしょうか?
A:
Googleは「モバイル」の厳密な定義を細かく公式説明しているわけではありません。
ただし、実際のアクセス状況やGoogleの近年の動きを見る限り、
「モバイル = ほぼスマートフォン中心」
と考えて良い可能性が高いと思われます。
もちろんタブレットもモバイル端末の一種ではあります。
しかし実際のアクセス解析を見ると、多くの業界では、
・タブレット:全体の5%前後
・スマートフォン:60%〜85%前後
くらいになっているケースが非常に多いです。
つまりGoogleとしても、最優先で考えているのは、
「スマートフォンユーザーの体験」
である可能性が高いです。
Googleは「スマホ中心の世界」へ完全に移行した
昔のインターネットは、完全にパソコン中心でした。
そのため、昔のGoogleも、
「PCサイト」
を中心に評価していました。
しかし現在は違います。
多くのユーザーは、スマートフォンで検索しています。
つまりGoogleから見ると、
「インターネットの主戦場が変わった」
のです。
私はよく、
「昔はPCが本店でスマホが支店だった。しかし今は逆転した」
と説明しています。
以前は、
「PCサイトを作って、スマホはおまけ対応」
という会社が多かったです。
しかし現在は、
「スマホが本番」
になっています。
Googleも、その現実に合わせて評価基準を変えている可能性があります。
モバイルファーストインデックスとは何か?
モバイルファーストインデックスというのは簡単に言えば、
「スマホ版サイトを基準にGoogleがサイトを理解する」
という考え方です。
昔は、
「PC版サイトを見て評価する」
のが中心でした。
しかし現在は、
「スマホ版を主軸に見る」
方向へ変わっています。
ここで重要なのは、
「スマホ版が簡略化されすぎていないか」
です。
昔は、
「PC版は情報量が多い」
「スマホ版は軽い簡易版」
というサイトが多くありました。
しかし現在は、それだと不利になる可能性があります。
なぜならGoogleは、スマホ版を基準に内容を理解する可能性があるからです。
スマホで見づらいサイトは今後さらに厳しくなる可能性がある
現在のGoogleは、かなり強くスマホユーザー体験を重視している可能性があります。
例えば、
・文字が小さい
・ボタンが押しづらい
・表示速度が遅い
・横スクロールが必要
などは、ユーザー満足度を下げる可能性があります。
私はよく、
「スマホサイトは片手接客」
と説明しています。
パソコンなら落ち着いて見られます。
しかしスマホは、
・電車の中
・歩きながら
・待ち時間
などで見られることが非常に多いです。
つまり、
「短時間で理解できること」
が重要になります。
Googleは「ユーザーが困らないか」を見ている可能性がある
最近のGoogleは、単純なキーワードだけではなく、
「ユーザー体験」
をかなり重視している可能性があります。
例えばスマホで、
「文字が小さすぎて読めない」
ページがあったら、多くの人は戻ってしまいます。
Googleも、それを望んでいない可能性があります。
私はよく、
「Googleは巨大な案内係」
と説明しています。
例えば駅員さんが、
「見づらい案内板」
ばかり案内したら利用者は困ります。
Googleも同じです。
検索ユーザーが使いやすいページを優先したい可能性があります。
タブレットはどう考えれば良いのか?
もちろんタブレットも無視して良いわけではありません。
特に、
・BtoBサイト
・教育サイト
・高年齢層向けサイト
ではタブレット利用率が比較的高いことがあります。
ただし全体傾向を見ると、やはりスマートフォン比率の方が圧倒的に高いケースが多いです。
そのため現在のSEOでは、
「まずスマホ最適化」
を最優先で考えるべきだと思います。
私はよく、
「今のWeb制作は、まずスマホで設計し、その後PCを考える時代」
と説明しています。
昔とは完全に逆転しています。
最近のGoogleは「スマホユーザー心理」をかなり見ている可能性がある
さらに最近は、単なるレスポンシブ対応だけでは不十分になりつつあります。
重要なのは、
「スマホユーザーが何を求めているか」
です。
例えばスマホユーザーは、
・早く知りたい
・簡単に比較したい
・短時間で理解したい
傾向があります。
そのため、
・結論を先に書く
・見出しを分かりやすくする
・余計な説明を減らす
などが重要になります。
私は最近、
「スマホSEOは接客スピード競争に近づいている」
と説明しています。
つまり、
「どれだけ早く安心させられるか」
が重要になっているのです。
AI時代は「モバイル体験」がさらに重要になる可能性がある
さらに最近はAI検索時代に入っています。
すると今後は、
「スマホでの読みやすさ」
がさらに重要になる可能性があります。
なぜならAIによる概要やAIモードでは、
「短時間で情報を理解できること」
がさらに重要になるからです。
例えば、
・結論が分かりやすい
・構造が整理されている
・質問にすぐ答えている
ページは、AIにも理解されやすい可能性があります。
私は最近、
「スマホ対応とAI対応は、かなり近づいている」
と説明しています。
どちらも、
「分かりやすさ」
を重視しているからです。
レスポンシブ化だけでは不十分なケースもある
ここも重要です。
最近は、
「レスポンシブにしたから安心」
と思っている会社が多いです。
しかし実際には、
・文字量が多すぎる
・見出しが分かりづらい
・CTAが埋もれている
など、スマホユーザー視点で見ると問題が残っているケースが非常に多いです。
つまり本当に重要なのは、
「スマホで使いやすいか」
なのです。
最後に
現在のGoogleが言う「モバイル」は、実質的には、
「スマートフォン中心」
と考えて良い可能性が高いと思われます。
もちろんタブレットも対象ではありますが、アクセス比率やGoogleの動きを考えると、最優先はスマートフォンだと思われます。
そして最近のSEOは、
「スマホ対応しているか」
だけではなく、
「スマホユーザーが快適に使えるか」
が非常に重要になっています。
つまり今後は、
「小さい画面でどう伝えるか」
という視点が、SEOでもますます重要になっていくと思います。
2018年06月24日
カテゴリ:モバイルSEO
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