Q:サイトの更新について

サイトを更新しなければならないと考え、毎週、記事をひとつ追加してきました。
ただ、よく読まれている記事を更新したほうが効果があるのかなと迷っています。
よく読まれている記事を更新するのと、あらたな記事を作成するのとでは、どちらの方がSEO効果がありますか。

よく読まれている記事は、毎日20〜30人のかたが訪問して、読んでくれています。

ただ、2年、3年は、更新していません。
新記事は、手は抜いていませんが、よくて訪問者は、1人です。
しかも、新記事は、なかなか検索されず、2、3年たってもほとんどの記事は、読まれるようになりません。


A:


重要なご質問ありがとうございます。

これは御社だけでなく、情報発信を頑張っている多くの企業様、個人事業主様、ブロガー様が共通して悩んでいる問題だと思います。

「既存記事を更新すべきか?」
「それとも新記事を増やすべきか?」

これはSEOの現場でも非常によく議論になります。

結論から言いますと、私は、

「既存記事の改善」



「新規記事の開発」

の両方が必要だと考えています。

ただし、現在のご相談内容を見る限り、本質的な問題は、

「新記事が検索されない理由」

にある可能性が高いと思います。

よく読まれている記事には「資産価値」がある



まず、毎日20〜30人読まれている記事があるというのは非常に良いことです。

実は多くのサイトでは、そこまで継続的に読まれる記事を作ること自体が簡単ではありません。

私はよく、

「アクセスが来ている記事は、既に市場から評価されている」

と説明しています。

これはリアル店舗で言えば、

「既に人気が出ている商品」

に近い状態です。

例えばコンビニでも、既によく売れている商品は、パッケージ改善や棚位置変更などをして、さらに売れるように工夫します。

SEOも似ています。

既に読まれている記事を改善することで、

・滞在時間
・クリック率
・回遊率
・成約率

などが上がる可能性があります。

その結果、さらに順位が上がることもあります。

特に最近のGoogleは、「ユーザー満足度」をかなり見ている可能性があります。

そのため、既存記事改善は非常に重要です。

しかし「更新だけ」に頼るのは危険



ただし、既存記事だけを更新し続ける戦略には限界があります。

ここを誤解している方が非常に多いです。

例えば、既に上位表示されている記事に、無理に新しい内容を追加していくと、テーマがブレることがあります。

すると逆に順位が下がるケースがあります。

私はこれをよく、

「人気ラーメン店に突然イタリア料理を追加するようなもの」

と説明しています。

例えば「味噌ラーメン専門店」として人気が出ていた店が、突然ピザ、パスタ、ケーキまで追加し始めると、店の専門性がぼやけます。

Googleも似たようなことを見ている可能性があります。

つまり、

「そのページは何のページなのか?」

が曖昧になると、評価が下がることがあるのです。

そのため、既存記事改善は重要ですが、「何でも追記すれば良い」わけではありません。

本当に重要なのは「なぜ新記事が読まれないのか」



今回のご相談で最も重要なのはここだと思います。

つまり、

「なぜ新記事が検索されないのか?」

です。

私はSEOコンサルティングの現場で、この問題を非常によく見ます。

多くの場合、原因は次のどちらかです。

(1)読者ニーズとズレている
(2)競合ページに負けている

です。

実は「頑張って書いた」だけでは、SEOは成功しないことが多いです。

ここが非常に難しいところです。

読者ニーズ調査は「宝探し」に近い



まず重要なのが、

(1)読者ニーズを徹底的に調査すること

です。

私はよく、「SEOは占いではなく市場調査だ」と説明しています。

つまり、

「ユーザーが知りたいこと」

を調べる必要があります。

例えば、

・Googleキーワードプランナー
・キーワードサジェスト
・関連キーワード
・SEOスコープ

などを使うことで、

「実際に検索されている言葉」

が見えてきます。

ここが非常に重要です。

なぜなら、

「検索されている言葉 = ユーザーの悩み」

だからです。

私はよく、

「検索キーワードはユーザーの心の声」

と説明しています。

例えば、

「整体 腰痛 治らない」

という検索が多いなら、

「病院では改善しなかった人向け」

のコンテンツニーズがある可能性があります。

つまりSEOとは、「記事を書くこと」ではなく、「悩みを発見すること」に近いのです。

競合分析をしないと独りよがりになりやすい



さらに重要なのが、

(2)競合ページとの比較

です。

私はSEOの現場で、

「自分では良い記事だと思っているが、ユーザーから見ると分かりづらい」

というケースを非常によく見ます。

だから競合分析が重要なのです。

例えば競合ページを見て、

・何が分かりやすいか
・どんな図解があるか
・どんな順番で説明しているか
・どんな不安を解消しているか

を細かく観察する必要があります。

私はよく、

「SEOは料理コンテストに似ている」

と説明しています。

自分では美味しいと思っていても、お客様が他店を選ぶなら、そこには理由があります。

つまり、

「なぜ競合が選ばれているのか?」

を冷静に見る必要があるのです。

最近のGoogleは「情報量」より「満足度」を見ている可能性がある



昔のSEOは、「記事数を増やせば強い」時代がありました。

しかし最近は違います。

今のGoogleは、

「そのページでユーザーが満足したか」

をかなり見ている可能性があります。

そのため最近は、

「大量記事型SEO」

よりも、

「問題解決型SEO」

の方が重要になっています。

例えば、

「このページを読めば悩みが解決する」

と思われるページは強くなりやすいです。

逆に、

「どこかで見たような内容」

は埋もれやすくなっています。

AI時代は「新規テーマ」がさらに重要になる



最近はAI検索が急速に進化しています。

すると今後は、

「誰でも書ける内容」

の価値が下がる可能性があります。

なぜならAIが簡単に要約できるからです。

しかし逆に、

・独自視点
・実体験
・現場事例
・最新考察

などの価値は上がる可能性があります。

私は最近、

「SEOは順位ゲームから発見ゲームに変わり始めている」

と説明しています。

つまり今後は、

「まだ十分語られていないテーマ」

を見つけられるサイトが強くなる可能性があります。

守りだけではアクセスは増えにくい



既存記事改善は重要です。

しかし、それだけでは限界があります。

私はよく、

「既存記事改善は守備、新記事開発は攻撃」

と説明しています。

守備だけでは点は入りません。

やはり新しいテーマ、新しい検索ニーズ、新しいユーザー層を狙っていく必要があります。

もちろん失敗する記事もあります。

しかし、そこで止まってしまうと、新しいヒット記事は生まれません。

実際、多くの大規模サイトも、

「大量の失敗記事」

の中から、

「大ヒット記事」

が生まれています。

最後に



ですので、私は、

「既存記事の改善」

をやりつつ、

「新規集客記事の開発」

も同時に続けていただきたいと思います。

ただし重要なのは、単に記事数を増やすことではありません。

本当に重要なのは、

「ユーザーは何に困っているのか?」

を深く理解することです。

そして、

「なぜ競合が選ばれているのか?」

を冷静に分析することです。

SEOは単なる記事投稿作業ではありません。

ユーザー心理を理解し続けるマーケティング活動に近いのです。

だからこそ、失敗しても改善を続けるサイトが、長期的には強くなっていくと思います。

最終更新日:2026年5月26日 回答者:SEOコンサルタント 鈴木将司

2018年06月19日
カテゴリ:内部対策