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トラフィック総合スコア
トラフィック総合スコア

SEOスコープの最大のメリットは外部評価スコアを比較できること

SEOスコープの最大のメリットは、分析したサイトの「外部評価スコア」を比較できるところです。

Googleは検索順位を決める際にいくつかのデータを使います。それらのデータの中でもサイトの内部以外の要素、つまり外部の要素をGoogleは非常に重視しています。

外部要素には次の3つの要因があります:

1、トラフィック要因
2、エンゲージメント要因
3、被リンク要因

これら3つの要因が上位表示に大きく影響するということをGoogleが公表することはありません。そのようなことをしたらどうすれば検索順位を上げることが出来るかが分かってしまうからです。

つまりこれらはGoogleにとっての大きな秘密なのです。

SEOスコープはこの秘密を明らかにするソフトです。

この秘密を明らかにする手段があれば、誰もが自分が管理するサイトを上位表示しやすくなるはずです。

このことを実現するためにSEOスコープは開発されました。

私はSEOスコープをすでに2か月近く使っています。使い始めた後、自分の中に変化が現れました。それは・・・

・Googleで上位表示しているサイトが何故上位表示しているのか、その理由が分かるようになった・・・
・上位表示できていないサイトには何が足りないのかが見て来た・・・

という、「新しい感覚」です。いやむしろそれは新しい「目」を手に入れたような感覚です。

そしてさらに不思議なことに、この新しい「目」を手に入れた後は、上位表示する理由、上位表示できない理由が具体的に細かく分かってきたので何を自分がすべきかアイデアが次々に浮かんでくるのです。

その理由はこれまでの過去の経験とそれに基づいた「勘」、かっこよく言えば「仮説」に基づいてSEO対策をしてきましたが、それは仮説でしかないのでぼんやりとした感覚に陥ることが良くあり、行動がスローになってしまうことが良くありました。しかし、SEOスコープを使って外部要素の3つの要因を数値という形で知ることが出来るようになると確信を持てるようになり、キビキビと行動が起こしやすくなったからです。

もっと言えば行動を起こしたくなってきたのです。恐らく人間は事実がうやむやなときは色々と考えたり、悩んだりするのでどうしても行動がスローになったり、行動を起こせなくなることがあるからだと思います。

しかし、事実がデータという形ではっきりと目の前に出てくると自然に何を自社サイトやクライアント企業のサイトにすべきかがはっきりと分かるために行動したくなるのです。つまりモチベーションが加速するのです。

正直このソフトを企画したときはモチベーションが加速するとまでは想像できませんでした。私はこのソフトを使い始めた2か月前から次々に新しいSEOテクニックを発想するようになり、そのテクニックを複数のサイトに適用して前までには考えられない速さで新テクニックを考え、実施し、上位表示という結果を出すようになりました。

話を元に戻します。

SEOスコープの最大のメリットは外部評価スコアを知ることが出来ることです。

自社サイトと上位表示されているサイト群と、上位表示されてないサイト群、この3つの集団の外部評価スコアを比較すると、多くの場合、上位表示集団の外部評価スコアは高く、上位表示できていないサイトの外部評価スコアは低い傾向があるのです。

外部評価スコアは次の3つのスコアを足して3で割った平均値です。

1、トラフィック総合スコア
2、エンゲージメント総合スコア
3、被リンク総合スコア

それぞれのスコアは外部評価スコアと同様100点満点です。

トラフィック総合スコアの意味

ここからは、外部評価スコアを決める1つ目のデータである、トラフィック総合スコアについて説明します。

トラフィック(交通量)とはサイトのアクセス数を意味します。Googleは昔から検索結果ページ上にある各サイトへのリンクのクリック率を調べており、クリック率の高いサイトは人気があるサイトだと高く評価します。反対にクリック率が低いページはユーザーにメリットを提供していない人気の無いサイトだと認識しています。また、最近ではクッキー技術を使い検索結果ページ上のリンク以外にもその評価対象を拡大するようになりました。それにより人気のあるサイトはどこかがかなりの精度で認識出来るようになり検索順位算定の際にトラフィックが多いサイトだという理由で上位表示するようになってきました。

Googleがこのように益々トラフィックをサイトの評価基準として導入する中でサイト運営者は自分が管理するサイトにGoogleアナリティクスなどのアクセス解析ログを設置して自分が管理するサイトのトラフィックしか知ることが出来ない状況が続きました。

他人のサイトのログイン詳細をハッキングするなどして盗むほかに他人のサイト、ライバル会社のサイトのトラフィック状況を知ることはできないという状況でした。

さらに当然のことながらGoogleはどのサイトがどのくらいのトラフィックがあるのか、そのデータを公表することはありませんでした。そのようなことをしたら企業の秘密を公開することになり多くの企業がGoogleにクレームを言うことになるはずです。そしてもう一つの理由はGoogleはせっかく見せかけだけのサイトやブラックなSEOテクニックを駆使しているサイトをGoogleの検索結果上位から排除することに成功したのに、トラフィックを評価する仕組みや各サイトの推定トラフィック数を公表することは新たなSEOテクニックを産むことになり自らの首を絞めることになるからです。

そのような状況が続く中、突然すごい会社のすごいサービスが脚光を浴びるようになりました。それはイスラエルのシミラーウェブ社が提供するシミラーウェブPROというソフトです。

このソフトを使うとそれまで分からなかったライバル会社や上位表示しているサイト、自分のサイトの推定トラフィック情報が分かってしまうのです。月間訪問者数や世界でのアクセスランキングだけではなく、検索ユーザーがどのようなキーワードで検索してサイトに流入したか、どのサイトからどのような手段でユーザーがサイトに流入したかなど通常では知ることが出来ない情報が赤裸々に見れてしまうソフトです。

このシミラーウェブのデータは世界各地のインターネットサービスプロバイダー(ISP)からネットユーザーの行動ログを購入することと、無料ソフトやプラグインをインストールしたユーザーのネット行動履歴をビッグデータとして入手したものです。ネットユーザーの行動履歴から逆算して各サイトのアクセス数を割り出してそれをGoogleアナリティクスのようなスタイルで提供しています。

ただし、シミラーウェブのデータは「絶対データ」ではありません。絶対データというのは本当の数値が含まれるデータのことです。シミラーウェブのデータはあくまで推定したデータであり、世界中のWebサイトの序列を示す「相対データ」です。

絶対データと相対データはそれぞれ長所と短所があります。絶対データは絶対的に正しい真実のデータだということが長所です。Googleアナリティクスなどのサイト管理者だけが設置してみることが出来るデータは絶対データですので信頼性はほぼ100%です。しかし、その短所は自分が管理しているサイトのデータしか見れないことです。これは学校の成績で言えば自分の成績表だけは見れるというのと同じことです。自分の成績表にある数値は正しい数値なのですが、それを何度も見てもそれだけでは成績を上げることはできません。絶対データはそれだけではほとんど役に立ちません。他人はこのくらいの成績だろうと推測し、自分はこの程度勉強すれば良いのではないかと推測して行動を起こすことが精いっぱいです。強い生徒ならモチベーションを持つことは出来るでしょうが、ほとんどの生徒はクラスメイトの成績表をまさか盗み見ることはできませんので漠然としたイメージしか持つことが出来ずに強いモチベーションを持つことは非常に困難です。

一方、シミラーウェブ社が提供する相対データの長所は自分の成績表が大体このくらいで、クラスにいるライバルの成績はこのくらいで、成績の悪い生徒の成績はこのくらいだという自分より先にいる優秀な生徒と、後に位置する優秀では無い生徒との距離がわかることです。シミラーウェブ社の見解によるとシミラーウェブのデータはGoogleアナリティクスのデータと比較すると正確性は80%から85%程度だということです。私も自分が管理しているサイトに設置したGoogleアナリティクスのデータとシミラーウェブのデータを比較しましたが大体その程度の正確性があることが確認できています。

100%正しくなくても大体の傾向がつかめると人間の心理にはどのような影響が生じるのでしょうか?私の場合過去2年間シミラーウェブPROを使って競合サイトと自社サイトのデータを比較してSEOの打ち手を考えて日々SEOの実践とコンサルティングをしてきました。その結果、シミラーウェブのトラフィックデータを見る前と見れなかった時を比較すると「やる気」が飛躍的に高まりました。

何故なら、上位表示しているサイトのトラフィックデータの詳細が見れると何をすればトラフィックが増えるのかをライバルサイトの中身をそうした視点で見るだけでたくさんの理由が発見できるからです。

例えばトラフィックが多いサイトにはワンパターンではなく、様々なテーマのコンテンツがあることが分かります。動画が充実しているサイトもあります。他には、トラフィックの多いサイトはどのような送客力の高いサイトからユーザーが流入してるのか、どのソーシャルメディアからどの程度訪問者が来ているのかが分かればその会社のソーシャルメディアを覗けばサイトにトラフィックをもたらすソーシャルメディアコンテンツの作り方、リンクの張り方などが分かってきます。

全日本SEO協会のSEOスコープではシミラーウェブ社からライセンスを受けて一定のデータを会員企業に見せても良いという許可を得ることに成功しました。それによりシミラーウェブ社が提供する様々なトラフィックデータを独自のアルゴリズムで計算して「トラフィック総合スコア」を算出することに成功しました。

トラフィック総合スコアの見方

トラフィック総合スコアは100点満点のスコアです。下図のように競合他社と自社サイトを「比較」することにより自社サイトが相対的に上位表示しているサイトとどのくらいトラフィック量が違うのかが分かります。しかし、それが分かっただけでは何の意味もありません。その数値を知って適切な行動を起こし、上位表示という結果を出さなければSEOツールマニアで終わってしまいます。

では、どうすれば良いのかというと:

(例1:ライバルよりも自社サイトの方がスコアが高い場合)
自社サイトよりもライバルサイトが上位表示しているとします。そして自社サイトのほうがライバルサイトよりもトラフィックが多い場合は、本来自社サイトは上位に表示されるべきです。にもかかわらず上位表示していないということは後述する他の要因である「エンゲージメント総合スコア」か、「被リンク総合スコア」が低いか、または内部要素が弱いということになります。

学校のクラスに例えれば国語の点数がライバルより高いのに全体の偏差値が低いということは他の科目の点数がライバルより低いということがすぐに分かります。

ここまでの情報だけでも自分が力を入れるべきところはどこかの目ぼしがつくようになり、それらをチェックして行動を起こそうという「やる気」が出てくるはずです。どんなに強い人間でもある程度情報が無ければモチベーションを上げてそれを維持することは困難です。しかし、ある程度のライバルの数値が分かれば自分は後どのくらいどの科目を頑張ればライバルよりも高い偏差値を取ることが出来るかが薄々分かってきて行動を起こしたくなるはずです。

(例2:ライバルのほうが自社サイトよりもスコアが高い場合)
反対に、ライバルサイトのほうが自社サイトよりもトラフィック総合スコアが高いのに、自社サイトのほうが上位表示しているとします。その場合は、自社サイトはライバルよりもトラフィックが少ないにも関わらず上位表示しているということは被リンク総合スコア等その他のスコアが高いということになります。その場合は、自分の苦手科目はトラフィックを増やすということなので、今後はトラフィックを増やすための努力だけにフォーカスすれば良いということが自然に認識できるようになります。そして自然に「あれをしたらどうか?」、「これをしたらどうか?」と考えるようになり、すぐに行動に移せるようになるはずです。もしすぐに行動に移せないとしても普段から「どうすれば自社サイトのトラフィックを増やすことが出来るのだろうか?」と意識的、無意識的な意識を持つようになるので全日本SEO協会の過去、現在のニュースレターの記事や、週刊SEOビデオニュースでトラフィックを増やす方法を説明している情報を見たくなることもあるでしょう。あるいはそうしたテーマの本やセミナー、知人からの情報などを通じて自分なりのやり方が分かってくることがあるはずです。そうした状態になると比較的楽しく行動を起こしSEOの仕事が苦痛ではなく、より楽しくなることも考えられます。

結局、状況が分からないのにただ単に戦えと言われてもうまく人間は戦うことは出来ないはずです。自分より上位、下位のサイトの相対的なデータを知ることにより「自分でも戦えるのではないか?」と思い、そして「戦ってみよう」という気持ちが自然に生じるはずです。

トラフィック総合スコアはどのようにして算出されるのか?

では、トラフィック総合スコアはどのようにして算出されるのでしょうか?それは次の:

1、アクセス順位(世界)
2、流入元多様性
3、流入サイト数
4、流入キーワード数

4つのシミラーウェブ社が提供するデータによって算出されます。

1、アクセス順位(世界)

これは文字通り、世界のWebサイトの中でのアクセス順位のことです。

アクセス数が最も多いサイトが1位ですが、世界ではどのようなサイトがアクセスが多いのか、シミラーウェブ社は毎月最新データを発表しています。

順位はドメイン単位のものですが、2016年9月現在世界1トラフィックが多いのはGoogle.comでその次がFacebook.comです。

私たちが日ごろ利用する有名なサービスがやはり上位にランクインされています。

このランキングの上位は世界的にサービスを展開しているグローバル企業ばかりですが、その下のほうには私たち日本人のサイトもランクインしています。

自分のサイトとそうしたグローバル企業のサイトのアクセス順位を比較しても圧倒的に差が開いているのでほとんどやる気は出ません。

それでやる気が出る人は日本ではソフトバンクの孫さんや楽天の三木谷さんくらいだと思います。

問題はほとんどの日本人のサイトがいるこの世界ランキング下位集団の自社サイトの順位です。

自社サイトのアクセスランキングの順位がライバルサイトの順位よりも高いかどうかだけでなく、どの程度差が開いているかを知ることが重要です。

かなりの差が開いているようならこれらから説明するポイントをチェックしてライバルサイトにあり、自社サイトに無いものを発見し、どうすればその差を縮めることが出来るのかを考えなくてはなりません。

2、流入元多様性

アクセス順位の差を作っているものの1つは流入元の多様性です。

流入元多様性のスコアは100点満点で、可能な限り多くの流入元からトラフィックをサイトにもたらしている場合に100点を取ることが出来ます。

(1)自然検索
→ Google、ヤフー、Bingなどの検索エンジンの自然検索部分をクリックしてサイトを訪問したユーザーの割合

(2)ソーシャル
→ Facebook、Twitter、Instagramなどのソーシャルメディアにあるサイトへのリンクをクリックして訪問したユーザーの割合

(3)メール
→ メールマガジンやその他電子メール上にあるURLをクリックして訪問したユーザーの割合

(4)広告
→ 検索エンジンの検索結果ページに表示されるリスティング広告や一般のサイト上に表示されるディスプレイ広告、リターゲティング広告等のネット広告をクリックして訪問したユーザーの割合

(5)ダイレクト
→ ブラウザのブックマーク、お気に入り、URL入力欄へのURLの直打ちによってサイトを訪問したユーザーの割合

(6)流入サイト
→ 一般のサイトやブログ等のページ上にあるリンクをクリックしてサイトを訪問したユーザーの割合

の6つがあります。これら6つすべてを活用してサイトにトラフィックをもたらしている場合にのみ100点を取ることが出来、それはトラフィック総合スコアを上昇させます。そしてそれはトラフィックを重要視するGoogleの検索順位を押し上げる要因になります。

流入元内訳の詳細はSEOスコープの「MORE >>」というリンクをクリックするとグラフで表示されます。そしてその画面右上のアイコンをクリックするとクリップボードにコピーされ、メモ帳やエクセルなどに張り付けることが出来ます。

ライバルサイト、上位表示サイトの流入元多様性の数値を比較することにより、様々な流入元を増やす努力をしているライバルを発見できます。

そして発見するだけではなく、それらのライバルサイトがどのようにしてそうしたことをしているのかを偵察することが出来ます。

それは次に説明する「流入サイト数」、「流入キーワード数」、そして「ソーシャルメディア内訳」を見ることと、ライバル会社の商品を購入してどのような内容のメールマガジンがどのくらいの頻度で送られてくるのか、検索エンジン上で心当たりのキーワードで検索した時にどのようなリスティング広告のキャッチコピーを書いているのか、さらには一度ライバルサイトを見ると他のサイトの広告欄につきまとうように表示されるリターゲティング広告の内容はどのようなものなのか等、多種多様な偵察方法があります。

3、流入サイト

流入サイト数というのはサイトに訪問者をもたらすサイトの数です。Googleアナリティクス内では「参照元」と呼ばれるものです。

人気のあるサイトほど多くのサイトからリンクが張られていてそのリンクをクリックしたユーザーがサイトを訪問します。流入サイト数が多いということはそれだけそのサイトが信頼され紹介されていることを意味します。

これら流入サイトにはGoogleやヤフーなどの検索エンジンは含まれません。流入サイト数に含まれるのはそれら検索サイト以外のポータルサイト、企業サイト、個人サイト、ブログ等です。

そしてGoogleはそのサイトを高く評価し、上位表示にプラスに働きます。世界的に流入サイト数が最も多いサイトは最高スコアの100%になります。反対に流入元サイト数がゼロの場合はこのスコアはゼロになります。このスコアは高ければ高いほど上位表示に貢献します。

昔のSEOではとにかくたくさんのサイトから自サイトにリンクを張ってもらうことが重要でしたがそれは過去のことになりました。現在のSEOでは実際にリンクをクリックして自サイトに訪問者をもたらす「クリックされるリンク」を増やすことと、各流入元からの訪問者数を最大化することが重要課題になってきています。

自サイトとライバルサイトの流入サイト数を比較してみてください。もしライバルほうが流入サイト数が多いならば彼らはどのようにして流入元を増やしているのかを想像してみましょう。

流入サイト数を増やすには通常、次のような方法があります:

(1)掲載可能なポータルサイトに掲載してもらいリンクを張ってもらう

(2)他のドメインのブログを自分で運営してそこからリンクを張る

(3)関連性の高いサイトに紹介してもらう、または自分も先方にリンクを張ることにより相互紹介をする

(4)入会可能な団体、協会、研究会に入会して会員紹介ページからリンクを張ってもらう

(5)デザイン見本サイトに自社サイトを登録してリンクを張ってもらう

(6)取引先の事例に載ったり、お客様の声を書いてリンクを張ってもらう

(7)他者のサイトにコンテンツやソフトウェアを提供することにより紹介のためのリンクを張ってもらう

(8)ライセンスを受けてライセンス供与先一覧ページからリンクを張ってもらう

(9)プレスリリース代行会社に依頼してメディアに紹介してもらいリンクを張ってもらう

(10)業務提携先や販売代理店、アフィリエイターなどを募集してリンクを張ってもらう

(11)懸賞サイト、プレゼント提供サイト、モニター募集サイト、クーポンサイトなどに掲載してもらいリンクを張ってもらう

(12)モバイルアプリを開発してGooglePlay、AppStore、レビューサイトからリンクを張ってもらう

(13)比較サイト、口コミサイトに掲載してリンクを張ってもらう

(14)別ドメインでサイトを作り、そこからリンクを張る

これらのことがどうしてわかったのかというとその理由は、シミラーウェブPROを使って上位サイトの流入元を調べたからです。

SEOスコープでもシミラーウェブのデータを上位5件まで公開する許可をシミラーウェブ社からとっているため上位5件の流入元サイトのデータを見ることが出来ます

SEOスコープの調査結果画面の「MORE >>」というリンクをクリックすると下図のように流入元サイトのトップ5が表示されます。これらを見ることにより実際に上位サイト、ライバルサイトがどのような流入元獲得対策をしているかが明らかになります。

そして言うまでもなく、自分も同じ対策が出来るか個々のサイトを見て可能な場合は即同じ対策を取ることにより確実に流入元を増やしトラフィックを増やすことが出来るようになります。

本来ならばライバルサイトの流入元は彼らのGoogleアナリティクスのパスワードを盗みでもしない限り知ることはほとんど不可能です。しかしシミラーウェブ社が収集したデータを見ることによりこのことが可能になります。これはまさに学校で言えば成績優秀者のノートを見るか、試験の答案用紙を試験中に見るのと同じようなことです。

4、流入キーワード数

流入キーワードとはユーザーがGoogleやヤフーなどの検索エンジンでどのようなキーワードで検索してサイトを訪問するに至ったかを意味するものです。

例えば、あるユーザーがGoogleで「債務整理 大阪」というキーワードで検索してサイトAを訪問した場合、サイトAの流入キーワードの1つは「債務整理 大阪」だということになります。この流入キーワードの数が自サイトとライバルサイトを比較してどちらが多いのかを調べてみてください。

そしてもしもライバルサイトの流入キーワード数の方が自サイトよりも多い場合、それはライバルサイトは検索エンジン上で様々なキーワードで上位表示していることと、検索結果上のリンクを多くのユーザーがクリックしてライバルサイトを訪問しているということになります。

下の図は私が管理しているサイトとライバル2社サイトの流入キーワード数の比較です。一番左が私が管理しているサイトの数値ですが、528キーワードしかありません。その横の2番目のライバルサイトは約2倍の1,033キーワードで3番目のライバルサイトのは約34倍の17,124キーワードもあります。初めてこの事実を知ったとき声を上げて驚きました。と同時に過去何年にも渡って自分がいかにサイト更新を怠けていたか後悔の念が頭上から足元までを突き抜けました。

この事実を知ってからブログの更新に力を入れるようになったのと、Q&Aページを更新するようになったのが最初の変化でした。

その後は自分一人では無理なのでどのようにして人の力を借りて今の数倍のページ数をどのような目標キーワードをテーマにして作ればよいのか具体的な計画を立てれるようになりました。

このようにライバルとの差がどの程度数値的に開いているかを知ることにより、絶望を超えて具体的な計画を立てたいという気持ちが生まれるという事を知りました。

競合との差がかなり開いている場合でも焦らずに計画を立てるよう心がけましょう。決して安易な丸投げによるコンテンツ作成をしないようにしてください。そのようなことをしたら検索ユーザーに見てもらえないような低品質なページがGoogleにインデックスされてしまいサイトの評価が下がってしまいます。さらには万一上位表示しても内容がつまらないページならば直帰率が上がってしまいサイトの評価を下げられてしまい逆効果になります。

SEOスコープではシミラーウェブの流入キーワード上位5位まで公開する許可をもらっています。上位サイト、ライバルサイトの流入キーワードを見るには調査結果ページの「MORE >>」というリンクをクリックしてください。本来なら知ることが出来ないデータを見ることが出来ます。

下の図は「相続 相談」で調査して出て来た上位4サイトの流入キーワードデータです。

赤裸々に流入につながった、つまりトラフィックを増やすことに貢献した流入キーワードを覗き見ることが出来ます。

これも流入元サイトのデータと同じようにクラスで優秀な生徒のノートや答案用紙を覗き見るのと同じような感覚に陥るものです。

こうしたキーワードで実際にGoogleで検索してみて自社サイトのどのページも上位表示していなければ:

(1)これらのキーワードをテーマにしたページが自サイトに存在しない
→ この場合は新規作成をするべきです。それだけでチャンスが広がります。

(2)自サイトにこれらをテーマにしたページは存在するが、特に意識していなかったので内部対策、外部対策のいずれもしていなかった
→ この場合は内部対策としてタイトルタグ、メタネームディスクリプション、h1タグなどにキーワードが書かれているかを確認して書かれていなければ目立つように書いてください。また、本文にほとんどキーワードが書かれていなければ含めるように編集するか、それが無理ならば文章を追加してそこに目標キーワードを含めてください。

(3)自サイトにこれらをテーマにしたページが存在して検索エンジンで上位表示しているがユーザーがクリックしてくれていない
→ この場合は検索結果ページに表示される目標ぺージの情報が魅力的ではない可能性が高いです。検索ユーザーの注意を引くようにタイトルタグ、メタディスクリプションを編集して改善してください。この2つは検索結果ページ上に表示されることが多いので非常にライティングのセンスが求められます。

流入ソーシャルメディアの内訳も分かる

以上がSEOスコープで見ることが出来るトラフィック総合スコアがどのようなデータに基づいて算出されるかについてです。

最後にここではもう一つ重要なデータを見ることが出来ます。それは「流入ソーシャルメディアの内訳」です。

このデータは調査結果ページにある「MORE」というリンクをクリックすると見れます。

現代のSEOで重要な課題はソーシャルメディアを効果的に活用して自サイトのトラフィックを増やすことです。しかし、参考書を読んだりセミナーに出るだけでは自分の業界でどのようなソーシャルメディアからユーザーが来やすいのか、あるいはライバル会社がどのような情報を発信して彼らのサイトにユーザーを引き寄せているのかを知ることは困難です。

SEOスコープではシミラーウェブ社が提供する流入ソーシャルメディアの内訳を上位5つ、そしてそれぞれの比率を知ることが出来ます。これを知ることによりライバル会社がどのソーシャルメディアを使って集客しているのかがはっきりと分かります。

これが分かれば、気になる企業のソーシャルメディアを1つ1つ見ていけばどのようなソーシャルメディアでどのような情報を発信しているのか、ユーザーとどのようなコミュニケーションをとっているのか参考にすべき企業の参考にすべきソーシャルメディア活用の実態を掴むことが出来ます。

そしてそこから自社が活用すべきソーシャルメディアとコミュニケーションの方法が自ずと見えてきます。これまで教科書通りのソーシャルメディア活用を実施しても結果が出なかった方は、自社に適した活きた教科書を見ることが出来るのです